●日時 :1998年11月28日(土)17時30分開場、18時開演
●場所 :ピフレホール(市営地下鉄・JR新長田駅下車すぐ)
●入場料:2,000円
プログラム
1.楽興の時 曲:G.フェルミ
2.キャロルの祭典 曲:B.ブリテン
3.クリスマスキャロル 曲:J.ラター
4.女声合唱とピアノのための
「三つの夜想」 曲:三善晃 詩:村松英子
指 揮 :吉泉和憲(1,2,3)
客演指揮:西岡茂樹(4)
ピアノ :伊藤真理子(4)
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Voix Celeste 神戸女学院高等学校コーラス部O.G.を中心に1994年9月に結成された女声アンサンブル 1996年第1回神戸ヴォーカルアンサンブルコンテストにおいて金賞受賞 1997年5月に第1回コンサートを開催 ア・カペラ合唱曲を中心に、後期ロマン派から近代、現代音楽をレパートリーとする |
不思議なご縁でヴォアセレステの皆さんとご一緒することになった。
昨年度の「創る会」で三善先生の新曲「詩の歌」が誕生した。まどみちおさんの詩が"とうとう"三善先生の筆で、ア・カペラの混声合唱曲になった。 三善先生は、「まどさんの詩は虚子の言うところの『正格』そのもの」と仰る。すなわち『正格』とは、「平易で品があり、虚飾と無駄のないこと」だそうだ。 これに魅了された初演メンバーの一人である金房さんが「女声版も創って!」と大胆にも三善先生に頼み込まれたのが事の起こりだ。 幸いにもお引き受け下さったのだが、完成は来年とのこと。そこで今年は来年への序奏(助走?)の意味も込めて「三つの夜想」にチャレンジすることと相成った。 ヴォアの皆さんは実力派揃い、でもチョッピリお行儀が良すぎるので、「夜想」のデモーニッシュなロマンティシズムと私の下品な指揮にとまどい気味。 でも次第に少しずつ本性が見え隠れしてきたような気がするは、私の幻聴でしょうか?「詩の歌」の『正格』を歌うためには、まず一旦はこのハードルを越えないと。 13人で「夜想」を歌った団体は、古今東西、恐らく皆無でしょう。このエキサイティングなアンサンブル空間を、ピアノの伊藤さん共々、私も大いに楽しませて頂きます。 今宵、晩秋の夜空に、「生と死」のノクターンが、遙けくも響きわたりますように。 |