合唱の世界では、えてして「同質」を求める傾向があります。「年代別」はその最たるものであり、ジュニア、小学校、中学校、高等学校、大学、一般、シルバーなどの年代別に合唱団が存在します。
しかし、それらの枠を取り払い、すべての世代が共に歌い合うことができれば、それはどんなに素晴らしいことでしょうか。
ここでは、それを「子どもと大人が共に歌う」というキャッチフレーズで取り組んでいる活動をご紹介します。
大阪府合唱連盟から委嘱。三善先生は「Freddie the Leaf」の絵本をもとに、すばらしい合唱組曲を創って下さいました。
大阪府合唱祭にて連盟合同合唱団(総勢400名以上)で初演しました。
後に、徳山の合唱団「あい」と徳山少年少女合唱団、豊中混声合唱団と豊中少年少女合唱団、
愛知県合唱祭合同合唱団でも演奏しました。
上野の森コーラスパークの委嘱で作曲された曲です。
大阪府の合唱祭で「大人と子どもが共に歌う連盟合同」の出発点となった曲です。
ちょうどこの時に、大阪教育大学付属池田小学校の児童殺傷事件があり、大きな衝撃を受けました。
合唱祭の数日前のことで、これがきっかけで三善先生に「葉っぱのフレディ」を作曲していただくことになりました。
豊中少年少女合唱団の設立のきっかけとなった豊混との合同演奏で歌いました。
1992年に甘木・朝倉の行政と地元合唱仲間がタイアップして大人の「あさくら讃歌」が誕生。
のちに「子どもも一緒に歌いたい」との要望に三善先生が応える形で2010年に「子どもとともに歌う”あさくら讃歌”」が誕生した。
豊中混声と豊中少年少女合唱団により、2018年7月7日に豊中でも演奏している。
萩京子個展で初演されました。この曲は「子どもと大人が共に歌う」という前提で書き下ろされた詩と曲になります。
後に、大阪府合唱祭の連盟合同でも歌っています。
2009年度豊中少年少女合唱団の委嘱。ただし豊少の定期には間に合わず、同年の豊混の定期で初演予定。
2016年の「八ヶ岳ミュージックセミナー」で委嘱初演された混声合唱曲ですが、萩さんとご相談して、大人と子どもの合同で歌いました。
とても効果的な演奏方法だったと思います。
豊混第57回定演 https://youtu.be/ubdhPyv1dho
こんにゃく座のオペラの挿入歌です。
これも萩さんとご相談して、大人と子どもで歌い分けてみたところ、とても素敵でした。
豊混第57回定演 https://youtu.be/DLvAQVpGgug
出版譜には大人と子どもで歌えるようにするための付記があります。
それとは別に、豊少と豊混から委嘱して、終曲の「木を植える」だけを、はっきりと大人と子どもが分れて歌えるようにしてもらいました。
豊混第52回定演 https://youtu.be/eZCk2JLF-XI
日本合唱指揮者協会の委嘱により、混声版と女声版ができました。それを子どもと大人で歌えるように編曲してもらいました。
枚方合唱協会の委嘱、合唱祭で初演しました。後に、大阪府合唱祭の連盟合同でも歌いました。
Tokyo Cantat で委嘱・初演された曲です。
大阪府合唱祭の連盟合同、豊混の定期などで演奏しました。
北九州合唱連盟の委嘱です。
大阪府合唱祭の連盟合同、豊混の定期などで演奏しました。
豊混と豊少の共同委嘱。
歌って踊ってのたいへん豪華なステージです。
豊混と豊少の定期、徳山の「あい」の定期で演奏しました。
豊混第48回定演 https://youtu.be/0oAkcTzqao0
豊混と豊少の共同委嘱。
オリジナルは混声合唱曲でしたが、それを大人と子どもで歌えるよう、編曲してもらいました。
豊混第51回定演 https://youtu.be/IaQ2PJykVBk
豊混と豊少の共同委嘱。
豊混第51回定演 https://youtu.be/zp4XGMw81kI
音楽之友社から出版されました。以下は同社のホームページの引用です。
「子どもと大人が一緒にステージで歌える合唱曲」というコンセプトから生まれた作品。 それぞれの声の特質を音楽的に活かすことはもちろん、大人と子どもが一緒にステージで歌うことの「意味」を大切にして詩が選ばれている。子どもの歌う旋律を大人がハーモニーで支えたり、親子が言葉を交わし合うように歌ったり、この編成ならではの喜びが溢れる。終曲で歌われる詩「ゆずり葉」(河井醉茗)は、大人から子どもへと受け継がれてゆく壮大なメッセージとして作品全体を包んでいる。 |
混声合唱、児童合唱、朗読、ピアノのために 〜般若心経と七歳の少年、鈴木香里武の日記より〜
般若心経と七歳の少年、鈴木香里武の詩を組み合わせた作品。
豊混第55回定演 https://youtu.be/B-2VuhA5sG4
「八月の祈り」演奏会のために委嘱・初演されました。
その後、大阪府合唱祭の連盟合同でも歌っています。
尾上先生の「ヒロシマ」をテーマにしたライフワークの最も重要な聖歌です。
毎年、八月、大阪で「八月の祈り」演奏会を開催し、そこで何度も歌われています。
詩:野呂昶 曲:鈴木英明
豊中混声合唱団の第41回(2002年)の委嘱・初演。
室内オケの伴奏で、縄文の賛歌が荘厳に歌われます。
オリジナルは混声合唱曲ですが、山中さんと相談の上、大人と子どもで歌ってみました。とても良い味が出たと思います。
豊混第56回定演 https://youtu.be/UQ3tXdo4tRc
浜松ライオネット児童合唱団の委嘱により、大人と子どもが歌える形に長谷部さんが編曲してくださいました。
豊少第12回定演 https://youtu.be/a_Zj_0jbg0s
大阪大学混声合唱団の依頼で、大人と子どもが歌える形に編曲したクリスマスメドレー
大阪大学混声合唱団第54回定演 https://youtu.be/vfjI9y3xi_U
2001年
・木とともに人とともに 作詩:谷川俊太郎 作曲:三善晃
2002年
・空をかついで 作詩:石垣りん 作曲:萩京子
・はじめのことば 作詩:さねとうあきら 作曲:萩京子
・木とともに人とともに 作詩:谷川俊太郎 曲:三善晃
2003年&2004年
・葉っぱのフレディ 作詩&作曲:三善晃 ・・・ 連盟の委嘱初演
2005年
・私たちの星 作詩:谷川俊太郎 作曲:松下耕
・うたをうたうとき 作詩:まど・みちお 作曲:松下耕
2006年
・おわりのない海 作詩:工藤直子 作曲:松下耕
・一本の木の下で 作詩:朝比奈尚行 作曲:萩京子
2007年
・おわりのない海 作詩:工藤直子 作曲:松下耕
・カントリー・ロード 作詩:John Denver 訳詩:鈴木麻実子 作曲:寺嶋陸也
・この星に生まれて 作詩:杉本竜一 作曲:杉本竜一 編曲:鹿谷美緒子
2008年
・木とともに人とともに 作詩:谷川俊太郎 作曲:三善晃
・さとうきび畑 作詩:寺嶋尚彦 作曲:寺嶋尚彦 編曲:尾上和彦
・この星に生まれて 作詩:杉本竜一 作曲:杉本竜一 編曲:鹿谷美緒子
2009年
・木とともに人とともに 作詩:谷川俊太郎 作曲:三善晃
・「沖縄のスケッチ」から「私たちの星」 作詩:谷川俊太郎 作曲:寺嶋陸也
2010年
・きこえてくる 作詩:まどみちお 作曲:萩京子
・「葉っぱのフレディ」から「やがて春」 作詩&作曲:三善晃
2011年
・「ゆずり葉の木の下で」から「あおいあおい」 作詩:小舞まり 作曲:信長貴富
・未来へ 作詩:谷川俊太郎 作曲:寺嶋陸也
2012年
・木を植える 新バージョン 作詩:谷川俊太郎 曲:木下牧子
・あなたはどこに 作詩:和合亮一 曲:新実徳英
・涙が泣いている 作詩:和合亮一 曲:新実徳英