題名 :「ANIMA」
編成 :ソプラノ、ピアノ
新実徳英氏プログラムノート(無断転載厳禁)
●"私"=animaは「風」であり「大気」であり「呼吸」であり、そしてまた「生命」であり「魂」であり「霊」である。 "私"は今、「音」となってここに立ち昇る。 ●いわゆる現代歌曲というジャンルは私にとって最も遠いところにあるように感じている。その様式で歌うべき詩がない−あくまでも私にとって、であるが−のと、様式そのものに異和感があるためと思われる。 今回の作品も現代歌曲としてではなく、声とピアノの為の作品として上記の発想のもとに作曲した。 テキストはなく、全てヴォーカリーズ−母音の様々な陰翳を伴う−による。 作品自体が一篇の"詩"であるような、そんな「音」を立ち昇らせたい願った。 |